郡山市旅行記

去年の秋、福島県郡山市に行きました。
行こうと思った理由は「そうだ、熱海(静岡県)が好きだから磐梯熱海(福島県郡山市)にも行ってみよう」と思ったからです。

まずは郡山駅へ

郡山市の最寄り駅である郡山駅へは大宮駅から東北新幹線「やまびこ」で50分ちょっと。あっという間に到着です。

郡山駅に到着して駅前広場に降り立ち、まず目に入ったのは、立派な駅ビルだということです。駅ビルにはJR東日本グループの仙台ターミナルビルが運営するショッピングセンター「エスパル郡山」が入っていて、多彩な専門店やお土産屋さんやフードコートもあり便利そうでした。駅ビルだけでなく、駅自体の規模も大きく、新幹線・東北本線・磐越西線・磐越東線・水郡線が乗り入れていて乗車客数ベースで福島県内最大の駅となっています。

郡山市中心部を散策

郡山ビッグアイ

郡山ビッグアイは、郡山駅に直結している超高層ビルです。高さ133mは福島県内最高層。下層階は商業施設、中層階はオフィスや県立高校、そして高層階には「スペースパーク」という宇宙をテーマとした科学館は入っています。「スペースパーク」には、無料で入場できる展望台スペースがあり、眼下に広がる郡山市街を楽しむことができます。軽食コーナーもあるので休憩目的で立ち寄るのもおすすめです。

駅前大通り~なかまち夢通り~うすい百貨店

街の商業の顔といえば百貨店。郡山市には「うすい百貨店」という百貨店があるので訪問してみることに。

郡山駅前からまっすぐに伸びる大通りは通称「駅前大通り」といい、立派な片側式アーケード商店街が300m以上続いています。2006年に完了した整備事業により綺麗に舗装された、買い物しやすい歩行空間になっています。この駅前大通りを途中で左折すると、アーケードはありませんが立派な舗装がなされた商店街があります。

こちらの商店街は通称「なかまち夢通り」。自動車は一方通行で、自動車よりも歩行者に配慮したデザインとなっており非常に歩きやすい通りです。この通りに「うすい百貨店」は立地しています。

うすい百貨店に到着。地上10階地下1階建て、商業施設面積31,000平方メートルの百貨店で、地方百貨店ということを考えるとなかなかの規模を誇ります。現店舗は1999年に近接地から新築移転した建物なようです。内部を見てもエスカレーターがどちらの方向からでも上り下りできる4連エスカレーターとなっており大手百貨店にも負けない設備です(ただし震災後は節電のため片方が停止中)。

うすい百貨店訪問時に、ちょうどお昼時だったため、10階のレストラン街にある「こだわりの麺と和食 そもさん」で昼食をとりました。うどんと小さな海鮮丼のランチセットをいただきました。おいしいのはもちろんのこと、店員さんの対応もよかったためついつい長居させてもらっちゃいました。

磐梯熱海温泉へ

磐梯熱海温泉へはJR磐越西線で向かいます

一通り散策した後は、旅の目的地である磐梯熱海温泉へ向かいます。磐梯熱海温泉へは最寄り駅の磐梯熱海駅まで、郡山駅から磐越西線で3駅です。磐梯熱海駅はSuica利用可能駅でもあるため首都圏からの旅行でも使い慣れたSuicaでそのまま行くことができます。

温泉旅館「四季彩一力」に宿泊

創業100周年の老舗旅館

今回宿泊したのは、磐梯熱海駅のすぐ近くにある「四季彩一力」。2018年には創業100周年を迎える老舗旅館で、天皇皇后両陛下もご宿泊されたことがあるそうです。総客室数67室という、大規模旅館です。

チェックインするとまずはロビーで抹茶を振る舞ってもらいました。落ち着いた雰囲気のロビーでしばしの間まったりしていると案内係の方が来て、館内と、客室内の説明をしてくれました。公式サイトや観光案内などでチェック済みですが、「日本庭園はぜひ行ってみてくださいね」と言っていただいたので、客室に荷物を降ろした後真っ先に見に行ってみることに。

落ち着いた雰囲気の日本庭園「水月園」

素敵な日本庭園で、数人の整備の方がずっとお手入れをされていました。紅葉の時期直前のタイミングだったため、少しだけ紅葉を楽しめました。ちなみにロビーの建物や客室棟はこの日本庭園を囲むように建てられています。実は、この旅館の正面には磐越西線の線路がありますが、この落ち着いた雰囲気の日本庭園があるためほとんど気配を感じることはありませんでした。

館内に日本庭園「水月園」の地図がありました。かなり大掛かりな庭園だということが一目でわかります。

客室からの景色です。この旅館以外の建物は見えないような感じ。

大浴場

日本庭園から客室に戻り、向かうのは大浴場。せっかく温泉旅館に来たんです。何度も入浴しました。特徴としては大浴場(内風呂)⇔庭園風呂(外風呂)⇔ぬる湯(内風呂)という3つの風呂を行き来できる点です。館内の看板には、熱い湯とぬる湯に交互に浸かるのと、のぼせにくく良いですよと書いてあり、実践してみるとだいぶ長く湯につかることができました。

食事

食事はお部屋での会席料理でした。美味しすぎて、お酒もどんどん進みました!

温泉街を散策

翌朝チェックアウトし、次の電車まで時間があったため、温泉街を散策してみることに。宿泊した旅館は磐梯熱海駅の近くにありましたが、磐梯熱海温泉の温泉街の中心部は少し駅から離れた場所にあります。旅館からは徒歩15分ほどでした。温泉街の中心にある「ホテル華の湯」さんはかなり規模が大きい。周辺には森の中を散策できる歩道もあったりして、駅前の「四季彩 一力」さんも素晴らしかったけど、次に行くときは温泉街の中心部に宿泊するのも良いなと思いながら帰路についたのでした。

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